ピアノの構造について

 

私たちの周りには、音楽を奏でるための楽器がたくさんあります。弦楽器や管楽器、それに声楽などは、自ら音程を作り出して演奏しています。それに対してピアノは、鍵盤を押せば音が鳴るため、初めて習う楽器としては、最も手軽に始められる楽器です。しかし、その楽器を本当に魅力的に奏でるためには、十分な練習や技術の習得が必要です。

 

今回はピアノの構造について述べていきます。ピアノには全部で88鍵の鍵盤があります。低音になればなるほど、長くて太い弦が張られているため、大きな音が鳴りやすく、1つの音に多くの倍音(音の成分)も含まれています。反対に、高音は音が小さくなり、響きも少なくなります。

 

また、グランドピアノには「ダンパー」という弦の振動をおさえる部品が付いています。鍵盤を指で押した際、このダンパーが上下に動くことで、音の響きを保ったり、消したりすることができます。しかし、高音域にはこのダンパーはなく、音が自然に減衰するのを待つしかありません。

 

このように、ピアノは音域によっても構造が違うため、常に音のバランスを意識して演奏する必要があります。タッチの加減を工夫して、耳でわずかな音色の違いを感じ取ることが重要なのです。

 

written by 細田隆成

 

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